メスバウアー分光装置

仕様
メーカー | ラボラトリ・イクイップメント LN-6400 (複合システム)、他 |
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性能 | 測定可能原子核:57Fe 核、119Sn 核 透過法、内部転換電子検出法 |
機能 |
原子核によるガンマ線共鳴吸収スペクトル(メスバウアースペクトル)を測定するためのスペクトロメータが4台稼働中で、ガンマ線源として57Fe核用の57Co密封線源、119Sn核用の119mSn密封線源をそれぞれ複数個常備しています。通常の透過法での測定のほか、薄膜試料用の内部転換電子検出法での測定も可能です。周辺機器として、低温測定用のクライオスタットや磁場中測定用のマグネットも配備されています。スペクトルの解析に関する相談にもきめ細かく応じます。
特徴
放射線源使用許可が降りていない大学や企業では不可能な、メスバウアー分光測定の支援を行います。ガンマ線共鳴吸収スペクトルを通じて原子核を取り巻く局所的な電子状態に関する情報を得ることができ、構成元素としてFeまたはSnを含むナノテク関連物質の局所的な結晶構造や磁性や原子価を探る上で、ユニークな測定手段となります。