名古屋工業大学 ナノテクノロジープラットフォーム分子・物質合成プラットフォーム スマートマテリアル創成支援

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生体分子合成分野

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生体分子合成分野

支援概要

生物が有するシデロフォアの鉄捕捉機能を利用したナノ構造解析装置により、微生物等の細胞の認識・識別・構造解析の支援を行います。

本システムは、生物が有するシデロフォアの鉄捕捉機能を利用し、微生物等の細胞の認識・識別・構造解析を行なうオリジナルなナノ構造解析装置です。

生物はシデロフォアを使って環境中の鉄イオンを摂取しており、この機能を利用すれば微生物や細胞の応答が観測されます。観測原理は、人工シデロフォアを金電極に修飾し、このシデロフォアを摂取しようとする細胞の応答を観測することによって細胞の構造を解析します。解析法は、細胞表面の鉄還元酵素を人工シデロフォアとの電気化学的応答を観測することにより、またその応答をQCMにより水晶振動子を用いて重量変化として観測します。さらにその構造の確認法として光学顕微鏡および原子間力顕微鏡AFMを用います。

現在、この人工シデロフォアを電極の針先に修飾し、細胞を探索するオリジナルな原子間力顕微鏡として作製する予定です。

生物分子関連の新規化合物合成支援

担当者

生物が有するシデロフォアの鉄捕捉機能を利用し、微生物等の細胞の認識・識別・構造解析を行うオリジナルなナノ構造解析装置により、新規化合物の合成と生物分子との相互作用等の詳細な解析について支援します。また、固体物質に対しては、X線構造解析装置、液体ではESIマススペクトル、固体・液体双方においてESR装置を用いて新規分子の生成確認と物性評価の支援を行うとともに、新規分子と生体分子・微生物との相互作用を評価できるAFM、また電気化学的手法を基本としたQCMによる支援を行います。さらに、近年触媒への応用が期待されよく利用されているナノ細孔材料の細孔径評価装置も提供します。

猪股智彦(准教授)

増田秀樹(プロジェクト教授)

和佐田祐子(プロジェクト教授)

使用装置

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